【Excel】エクセルのプルダウンリストを設定・解除・増やす方法
プルダウンリストとは
何度も入力しなければならない値や文字列を、リストから選択するだけで入力できる仕組みのことです。
このページに辿り着いた多くの人は、このプルダウンリストの項目を編集したり、新たに作成しようと思っているのではないでしょうか。
ここではプルダウンリストの設定方法や解除、リスト項目を編集する方法をご紹介します。
- プルダウンリストとは
- プルダウンリストを使うと便利なこと
- プルダウンリストを設定する場所はどこにあるのか解説
- エクセルのプルダウンリストを設定する
- エクセルのプルダウンリストを解除する方法
- エクセルのプルダウンリストを増やすor減らす方法
プルダウンリストを使うと便利なこと
表記ゆれ・入力ミスの防止
例えば、英数字の半角全角、大文字小文字を統一して入力したい時に便利です。
チームで入力作業などをしているとき、どうしても表記ゆれが起こってしまいます。
プルダウンリストを使うと、半角や全角、細かい数字の入力、長い会社名や商品名、難読漢字の担当者の名前も、マウスで選択するだけで簡単に正確に入力できます。
誤字脱字で悩む必要がなく、複雑な英数字が混ざった文字列もクリックだけで入力できるなら使わない手はありません。
「0(ゼロ)」だと思ったら「O(オー)」だった、小文字の半角「l(エル)」だと思ったら大文字の半角「I(アイ)」だった、半角の「-(ハイフン)」を入力してほしかったのに「ー(長音)」で入力されていた、という悲劇を未然に防げるので、効率化に役立ちます。
集計がスムーズに行える
表記ゆれや入力ミスがなくなると、フィルタや関数などで抽出・集計するときなどに手間取らなくて済みます。
どんなに複雑な文字列でも変換に手間取らなくて良いのが魅力です。
プルダウンリストを設定する場所はどこにあるのか解説
まずは、データの入力規則ダイアログを出します。
リボンの[データ]タブ→データツールの[データの入力規則]を選択
エクセルのプルダウンリストを設定する
テータの入力規則を選択するとこのような画面が出てきます。
これは[データの入力規則]ダイアログといいます。
プルダウンリストを設定するには、この画面の中で下記のように操作します。
[設定]タブ→[入力の種類]のプルダウンから「リスト」を選択
ダイアログで設定
一般的にリストの選択内容を編集する方法は2つあります。
1つはダイアログからリストの内容を編集する方法をです。
[元の値]テキストボックスに直接リストにしたい文字列を入力します。
文字列同士を区切るには「北海道,青森県」と間に「,(コロン)」を入力します。
入力した値から設定
こちらは、Excelの表からリストを作成する方法です。
[元の値]テキストボックスにカーソルを入れた後、リストにしたい項目が入力された表を直接ドラッグして指定します。
エクセルのプルダウンリストを解除する方法
まず、 プルダウンリストが設定されているセルを選択します。(画像ではD列)
その後、下記の手順でデータの入力規則ダイアログを表示させます。
リボンの[データ]タブ→データツールの[データの入力規則]を選択
画面左下の[全てクリア]をクリックして[OK]ボタンをクリックすると、プルダウンリストが解除できます。
エクセルのプルダウンリストを増やすor減らす方法
ブルダウンリストの選択内容を増減する時も、はじめて設定するときと同じく、[データの入力規則]ダイアログを出して、どのように入力されているか確認します。
リボンの[データ]タブ→データツールの[データの入力規則]を選択
1.[元の値]に文字列が直接入力されている場合
[設定タブ]の[元の値]テキストボックスに、文字列が直接入力されている場合は、そのまま必要な文字列を追加し、不要な文字列を削除することで、選択項目を増減できます。
2.[元の値]にセル番号が入力されている場合
[設定タブ]の[元の値]テキストボックスに、セル番号が入力されている場合は、選択内容が入力された表(下記の画像の場合はF列の表)を先に編集します。
必要な項目を追加したり、不要な項目を削除して選択リストを完成させます。
表が完成したら、[設定タブ]の[元の値]テキストボックスにカーソルを入れたら、シートの表を直接ドラッグして、選択して[OK]ボタンを押すと、リストの選択項目が更新されます。